石川県小松市のすずき動物病院様では、2007年11月のご開業時よりAhmicsV4をご導入いただき、ペーパーレスの電子カルテとしてご活用いただいております。
AhmicsV4の導入にあたっての経緯や、期待していた効果などを院長の鈴木隆史先生にお伺いしてきました。
〜病院概要〜
すずき動物病院
院長:鈴木 隆史
〒923-0831 石川県小松市打越町い233
Tel:0761-48-7737
HP:http://www.suzuki-animal.jp
従業員数:11名
院長 鈴木隆史先生とスタッフの皆様
病院外観
Q1. ご開業時からAhmicsV4を導入されたきっかけを教えてください。
A.
代診時代に紙カルテを使用していましたが、過去の血液検査や診断画像などの比較、会計の集計や間違い確認に時間がかかると思っていました。これらの解決に加え、新規開業にあたって病院の目玉となるハイテク機器として、信頼度アップとスマートな印象から、電子カルテの導入を考えていました。
その中で、カルテの検索や検査機器との連携、領収項目毎の売上などの経年的変化の把握など、機能の完成度とシステム拡張性が他社製品と比べても高いため、AhmicsV4を導入しました。
Q2. 電子カルテとしてご使用いただいておりますが 期待した効果とその成果はいかがでしょうか?
A.
期待以上です。
電子カルテはデータを一元化できるので、検索や比較が便利というのは予想通りです。
しかし、情報を素早く検索出来る事から、飼い主様が次に何を期待されているかを先読みし、期待以上の治療のストーリー展開を、診察を進めながら可能にする「余裕」を産む事が電子カルテ最大の成果と感じます。飼い主様に合った治療をご提案できる事と、「わかってくれている」安心感を持って頂く事に繋がっていますね。
例えば、飼い主様と診察室でやりとりを行う際、過去の病歴やフード履歴、予防履歴、処方履歴を迅速に見る事が出来るので、診療方針の掲示がスムーズです。また、場合によっては他の症例の写真などを参考画像にして閲覧できるので、病気の進行状況を鮮明にお伝えし、治療により得られる効果の説明の説得力が増し、同意も得やすいです。
他には、ナンバーディスプレイオプションの着信時ポップアップ機能は便利で、電話に出て飼い主様と動物のお名前を伺う前にカルテを出せますので、対応に「余裕」を持てますね。
Q3. 「お薬説明書」「健康診断報告書」など、飼い主様へのインフォームド・コンセントツールをご活用いただいておりますが、 反応はいかがでしょうか?
A.
この2つの機能に関しては、人医療分野では当たり前の機能であり、導入直後からおさえておくべき機能であると思っていました。
お薬説明書については、紙を見せながら飲ませ方を指導できる、写真付きでどの薬かわかるので問い合わせがなくなった、看護師が対応できる部分が増えた、休診日など他院に行かれた際に具体的にお話していただける、注意書きにより副作用の症状が出た時の対応の心配が減った、などの様々な効果がありました。
また健康診断報告書については、自分で作ろうと思うと大変ですが、パターンがありますので入力の手間も全くかからずに実現できています。報告書を出すことで病院側からもお薦めしやすくなり、件数も増え、結果早期の病気発見により治療できる子が増えました。
これらはどちらも、インフィームド・コンセントツールとして、飼い主様だけでなくそのご家族へも、情報の質を下げずに共有していただける効果があり、大変喜ばれています。
インフォームド・コンセントツールとして好評な「お薬説明書・健康診断報告書」
Q4. 最後に、すずき動物病院についてお聞かせ下さい
A.
「人と動物双方の身になって、思いやり診療」が当院のモットーです。
親しみやすい病院の内観や高度な診断、治療機器の積極的な導入などハード面の整備と医療従事者として知識と技術の研鑽は必須ですが、私を含めスタッフの柔軟な対応力こそ最重要ポイントであると考えています。
その為に心がけていることは、スタッフが心に余裕をもって生活できるようにサポートすることです。専属の労務士と提携し、時間外の手当など福利厚生の部分では法令を遵守し、有給休暇も誰もがとりやすくなるような業務分担と雰囲気づくりを心掛けています。また、スタッフが飼っている動物の健康管理に必要な予防措置、健康診断、トリミング、治療は病院が全面的にバックアップします。
自分と、一緒に暮らす動物の心と体の健康管理を徹底できるスタッフが、飼い主様と動物双方の身になって、暖かく思いやりのある診療をチームで実践し続けるのがすずき動物病院です。
病院の診察室は、遊び心も交えたリラックスしていただける空間になっています
鈴木先生、お忙しいところありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。
(本内容は、鈴木先生のご承諾を得て掲載させて頂いております。)
2016年12月取材
[ご導入構成 (取材時点) ]
■Ahmics V4 4台
オプション:健康診断報告、検査機器連携、FCR連携、レジ機器連携、処方印刷、
タブレット入力、診察券発行、ナンバーディスプレイ