Ahmics V4.88 2019/02/26版
(消費税・値引機能の改善、新元号対応、マスタツリーのフィルタ機能)
●消費税・値引機能の改善
- ●旧来の「課税後値引」に大きな金額を入力すると、値引後の合計額に対して、
消費税額が乖離したような入力ができてしまっていた。また保険適用時には、
「課税後値引」は保険負担額に按分されないため、保険会社への保険請求額
が過剰となる可能性があった。
この解消のため、「課税後値引」は10円未満の端数丸めの用途のみとし、
編集は禁止とした。
- ●「課税後値引」に代わって、合計額を任意の金額に値引したい場合のために、
値引画面に「合計額を指定して値引」機能を追加。
これにより「小計値引」が自動的に逆算され、消費税額が適正に計算される。
- ●10円未満の端数を丸めたい場合、四捨五入・切り上げ(値増し)や、端数を
消費税額に含めるといった設定もできていたが、消費税額を適正な表現とし
飼主様へ端数切り捨てを明確にご説明できるよう、
『合計の丸め:10円単位切り捨て』『値引として明示する』設定を推奨。
- ●初期設定マスタで、金額丸めの位は「1」または「10」のみ指定可能なよう
変更。(100円単位での丸めは不可とした)
- ●内税運用時は、内税額の計算は1円未満四捨五入のみだったが、初期設定マス
タの「消費税の丸め」設定で「切り捨て」も選択できるよう改善。
(他社システムと税抜本体価格を一致させたい場合のため)
●新元号への対応について
- ●Microsoft社の Windows Updateによって、新元号対応の更新プログラムが
提供される予定。(対象OS:Windows 7 SP2以降, 8, 10)
これに伴い、Ahmicsの証明書類で和暦印字する設定の場合に、更新プログラ
ムを適用すれば新元号で印字されるよう対応。
- ●Excel文書出力で和暦を使用されている場合は、病院様にてExcel元文書の
書式を西暦などに変更していただく必要がある。
●機能追加・改善
- ●マスタ項目の選択ツリーのキーワード検索で、入力文字に該当する項目のみに
フィルタ表示(絞り込み)する機能を追加。
テンプレートマスタでは、テンプレート文章内容でもフィルタされる。
初期設定マスタ−[システム]画面の「マスタをキーワードでフィルタ表示する」
をつけると有効となる。
- ●電子カルテの入出力ボタンに「カメラ取込」機能を追加。
これにより、PCに付属のカメラで撮影した画像の取込みが可能。
(主に、Surfaceなどの持ち運びPC向け)
※対象PC:Windows 8.1以降でカメラが標準搭載しているPC
対象カルテ:ホワイトボード,一般画像,レントゲン画像,入院画像,手術画像
- ●電子カルテ−画像で、右クリックメニューにクリップボードへ「コピー」
する機能を追加。
- ●診療料金明細書で、内訳薬剤名が長い場合に、改行(2行)して可能な限り
文字が印字されるよう改善。
- ●アニコム損保で、従来の保険プランは限度日数なしだったので限度日数あり
に変更し、新たに「限度日数なし」プランを追加。
- ●アニコム損保・アイペット損保の保険適用時、通院日数に「2」日以上入力
された場合は、[適用]ボタンクリック時に、「通院日数が1日でありません」
と警告を表示し、誤入力を抑止するよう改善。